僕に一対の羽があれば すぐ君のもとへ行けるのに
神様は僕に羽を与えない どうしても欲しいものなのに
それだけあれば充分だと叫んだ 夢でも叫んだくらいだ
翌日僕は思ったんだ あんな事が起きて…
「やっぱり羽なんてない方がいい」
学校に行けば会えるじゃないか 羽があるって事は
僕が“ヒト”じゃないって事だろ?
そしたら僕と君は出会えてない そういう事
通学路 車の多い交差点
物思いにふけていた僕は 信号を見てなくて
僕は神様から羽をもらった
君よりも 雲よりも 高い所へ行ける羽を