小説メニューへ
エイプリルフールの法則
俺の名は崇野ヒデヨシ。そして俺の特技は………『騙し』だ。そんな俺が報われる日が、遂に来た!!なぜなら今日は…4月1日だからだ!!!4月1日と言えば、『エイプリルフール』、嘘をついても良い日だ。そう、今日は知り合いみんな騙してやる!!!
そんな俺が最初に向かった場所は、もちろん植木の所!!まずはアイツを騙さねぇとな!と思ったんだが、最初に会ったのは森だった。
「あ、ヒデヨシ!植木見なかった?」
まぁいい。まずはコイツ騙すか。
「植木なら、あっちの方にいたぜ!」
騙されてあっち行ったぜ。そっちは俺の来た所…。さっき俺が通って植木はいなかった。そっちにいるはずねぇよ!!さあて俺は本物の植木を探しに行くか。
「あ、植木!探したんだから!待ち合わせ場所になかなか来ないから探しに来たのよ!ヒデヨシに聞いたら、こっちの方に居たって言うから。ほら、早く映画観に行こうよ!」
後ろから森の声が聞こえた。ま、まさか!そっちに植木が居る筈はない!と思って慌てて俺は後ろを振り返ったが、そこには森しか居なかった。森に騙された、と思っていると、背後からアイツの声が聞こえた。
「何してんだ、ヒデヨシ。俺はこっちだぜ。」
俺が最初に向いていた方向から、アイツ、植木耕助がやってきた。そして俺の背中を森に叩かれた。
「今日はエイプリルフールだもんねぇ。さっきね、植木と誰騙そうか話してたの。そしたら前からヒデヨシが走ってきてね。顔に『植木を騙すぞー』って書いてあったから、私がアンタに聞いてやったのよ!その間植木はその辺の物陰に隠れてたってわけ。」
まさか、植木と森の共同戦線だったってわけか………。騙しの天才の俺が騙しで無残にも敗北したのはこれが初めてだった。短いようで長い間一緒に居たからなのか、結構俺の騙し方がバレていたらしい。
「くそっ、やられたよ。」
俺は、その場に座り込んだ。
「俺の負けだ。」
「アハハ!負けって、勝負だったの、コレ?」
最後はみんな笑顔だった。たまには、こういうのもいいかな、と思った。騙される事なんか滅多にない俺だ、たまには騙されるのもいいかもな。でもま、俺の嘘は、本物だからな!!やっぱ誰にも負けねぇぜ!
後書き
騙しの天才が騙される所を書きつづりたかっただけです、すいません(笑)
微妙に植森なんですが、本当わかりにくい…!!もっと「植森ぃぃ!!」っていうの書ける様になりたいよ…。
BLEACHの「STORY TELLER」の方にも書いたのですが、 エイプリルフールってあんま大した行事じゃないですか。でもですね…
管理人の誕生日なのですよ!!4月1日生まれ!とても嬉しくない日ですよ…。
小学校の頃、よくこの日に先生の辞任式が有って学校に行きました。
その時に友達に「今日誕生日なんだ!」って言っても信じてもらえない悲しい日が誕生日なんです…。これマジ話です…。
UPDATE:2006.04.01