This Light I See


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俺には “希望” とか “未来” とかいう光は見えないくらい深い孤独という名の闇の世界に住んでいた。
そこから救ってくれた桃は俺の何となるだろう。俺は桃だけは信じられる。

暗闇しか知らない俺に太陽を教えてくれた。
太陽の光があるから闇がある、光の世界は何でも作り出せる。闇が俺の全てを包み込んでいたはずなのに、解き放たれた気がした。
光に照らされれば自由になれる気がした。 “闇” という拘束から、解放される気がした。

俺に正しい事を教えてくれた桃。俺にとって今はかけがえのない存在。
きっと桃に出会わなければ俺は一生闇に呑み込まれながら生きながらえなければならず、もう命もなかったかもしれない。






「もう二度とここへは来るんじゃねぇ!」

俺は破壊団に殴りかかった。奴らの攻撃が俺の頬をかすめるが今はそれどころではない。
殴り、殴られ、の繰り返し。どちらが先に倒れるか、の戦い。
だが、周りで見ている者全員俺が負けると思ってるだろう。それが当たり前なのだがら。
だが、その想像を裏切るハプニングは次の瞬間起きた。






強ければ何でも手に入ると思って、俺は死神になることを誓った。それよりも前にその為に桃が向かったのを追いかけるように・・・。
俺はトップの成績で卒業。そして平隊員で任務をこなし、そして勝つ度に虚しさを感じた。



「俺の力は・・・」


何の為の戦い?


「何の為にあるんだ・・・」


どうして俺に従ってくれるんだ?


「なぁ俺の斬魄刀」


俺の何に


「どうしてお前は俺の為に力を貸す?」


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